アマチュアムービーガイド

映像における“音響”の重要性

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映像、という分野においてカメラで何を撮るかを決める所謂“演出”はとても重要だ。
例えば、キャラクター(人)の顔へクローズショットを撮ればキャラクターの感情を効果的に出せる。
しかし、カットを決めるだけでは良い映像作品は生まれない。

タイトルにあるように音響、音は映像において1,2を争う重要性を担っていると思う。
人間の脳は映像より音への処理が早いと言われている。
昔の映画ではメインテーマを聞くと「あの映画だ!」と思い出す。
私は普段、映画のサントラを聞きテンションを上げる事が多い。
それは映画への没入感を深くしているのがBGMであることを感じる。
音がどういった効果をもたらすかを例を上げながら解説する。

“音”でキャラ付け

近年はヒーロー映画が多く制作されている。
MARVELコミックスが原作の作品を筆頭に、DCコミックスも多くのプロジェクトを抱えている。

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ヒーロー映画で、サウンドはとても重要だ。
アベンジャーズ”において、チームが揃って戦う!というシーンでは決まって同じ音楽を使う。

それは、続編でも同じだ。
監督が同じということも相まって、シリーズを通して強い印象を与える演出だ。
アメコミ映画に革命をもたらしたクリストファー・ノーラン監督作品のダークナイトシリーズも、テーマ曲は同じだ。

このシリーズは3作制作されているが、毎回このOSTを使う。
それはシリーズファンに向けてのサービスでもあり、作中における“バットマン”というイコンを象徴にしている。

映画が中毒になる??

現在公開中の「MAD MAX FURY ROAD」
シリーズ4作目で、新作は27年ぶりの公開になる。
今作を見て、中毒になる人が後を絶たない。近年稀に見る“中毒映画”だ。
カルトなファンはもちろん、今作からシリーズに入門した観客も、1度見ただけでは満足出来ない人が多い。
その理由は“爆音上映”の効果がある。
CINEMA CITY マッドマックス 怒りのデス・ロード

爆音上映とは、立川のシネマシティでの上映を指し、サブウーファーと専用のMAで上映しているものである。
立川、という東京限定なのが惜しい程素晴らしい劇場効果。
実際にネット上では、中毒者が後を絶たない。
【映画】中毒者続出!!立川シネマシティの極上爆音上映が話題

私も鑑賞したが、血管が震え脳内アドレナリン分泌が止まらないのを感じた。
この作品自体のテンションもあるが、サブウーファーの効果は高い。
通常上映も見たが、何倍も爆音上映での鑑賞のほうが没入感は高い。

以上のように“音”は印象付けや、効果的な演出、更には集客率に繋がるなど多くの効果がある。
紹介したのは全てがハリウッド映画だが、インディーズ作品でも音の重要性は変わらない。
カメラや照明同様、録音設備などにもこだわる重要性は少しでも理解してもらえたら嬉しい。

(執筆 : 甲嶋匠)
映像クリエイター。
大学で映像を学び、在学中の数本の自主制作映画を監督。
卒業後は、大学で得たノウハウと人脈を活かし、PVなどを製作。
Twitter @RINZIN01

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