EOS 6D
画素数 | 2020万画素 |
---|---|
撮像素子 | フルサイズ 35.8mm×23.9mm CMOSセンサー |
画像処理エンジン | DIGIC5+ |
AFポイント | 11点 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
レンズマウント | EFレンズ |
ISO感度 | 100から25600 拡張 ISO50、51200、102400 |
動画記録画素数 | Full HD (1920×1080) |
フレームレート | 30fps 25fps 24fps (HD 1280×720 60fps) |
ファイル形式 | MOV |
映像圧縮方式 | MPEG-4 AVC/H.264可変(平均)ビットレート方式 |
音声記録方式 | リニアPCM |
液晶モニター | 3インチ 固定 104万ドット |
サイズ | 144.5×110.5×71.2mm |
重量 | 本体のみ 680g バッテリー込 約755g |
映像機材としての6D
6Dは2012年9月18日に発売された。
値段も手ごろなCANONフルサイズ機のエントリーモデルと言える。
エントリーモデルであると言ったが、価格だけでなく機能面でもすばらしい。
フルサイズであることからAPS-C機よりも明るく撮影でき、ISO感度も高感度でもノイズは目立たない。
ノイズの少なさならEOS機No1といえる。
またWi-Fi、GPSが搭載されていて、カメラに触らずともスマートフォンのアプリ(EOS Remote)を使って撮影や転送も可能。
さらに、軽量化にも成功しており重量が約755g(バッテリー込)とフルサイズ機としてはとても軽い。
そして、画像処理エンジンはDIGIC5+と新しく、同メーカー同価格(中古)のCanon EOS 5DMarkⅡのDIGIC4と比べて大きくリードしている。
画素数は5DMarkⅡの方が若干上だが、6Dも2020万画素と遜色ない。
5DMarkⅢとの違いは画素数もあるが、最大の違いはAFで6Dは11点に対し5DMarkⅢは61点と動体を撮影するなら5DMarkⅢの方がいいといえる。
しかしこれは写真撮影時に主に使うため動画では大きく差は感じられない。
6Dのボディは前面と背面がマグネシウム合金でできており、その他はプラスティック(ポリカーボネイト)、グリップ部樹脂となっていて、完全なマグネシウム合金ではない為軽量化されている。
では動画に置いてEOS5DMarkⅢと違いがあるのか?
映像としての大きな違いは、モアレの処理だろう。
5DMarkⅢではモアレは軽減されており余り目立たないが、6Dではモアレが顕著に目立ち、素材として使えない場合があるとの報告が多い。
撮影時には非常に注意が必要になる。
5DMarkⅢと6Dを簡単な比較
5DMarkⅢが優れている点
画素数、モニターの大きさ、ファインダーの視野率、AF測距点の数、シャッターの最高速・シンクロ速度、連写速度、ヘッドホン端子、デュアルスロット、モアレ軽減など
6Dが優れている点
価格、AFの最低輝度、Wi-Fi、GPS、バッテリーの持ち、ボディの小ささ、軽さなど
やはり当たり前だが、Wi-Fi、GPSを除き機能面では圧倒的に5DMarkⅢの方が優れていると言える。
しかしその価格差は約10万円と大きく、この差をどう見るかは上に書いてある簡単な比較や動画の場合モアレを気にするのかしないのか、ダブルスロットが欲しいか、などが上げられる。
購入するにあたって懸念されること
第一に、EOS5DMarkIIIという上位機種の存在
第二に、FHD60fpsに対応していない。※2015年11月追記
Full HD (1920×1080)では60fps対応しておらず、HD (1280×720) のみ60fpsに対応している。
現在FHDでの60fpsは基本になっている。
できればあった方がいいというだけだが懸念として表記しておく。
第三に、4K収録に対応していないこと。※追記2015年11月
映像業界は今後間違いなく4Kにシフトしていく。
今後のことを考えると4Kで収録できるカメラを持っておくと安心だ。
これはあくまで今後の話でほとんどの場合現在もFHD収録がメイン。
現在、GH4、Blackmagic Production Camera 4K、a7シリーズなどの4Kを収録できるカメラが多数存在する。
映像業界が4Kへとシフトしている中で、スペック面で新しい他のカメラに劣る部分も間違いなくあるだろう。
しかし、写真と映像の両立を考えると5DMarkIIIと同じくこの6Dも非常に魅力的で、まだまだ写真・映像両方の現場で活躍している。
是非自分の用途を考えて選択してほしい。
・リンク
Youtube 6D 検索結果
コメントを残す