アマチュアムービーガイド

EOS 5D Mark II

主なスペック
画素数2110万画素
撮像素子フルサイズ 36mm×24mm CMOSセンサー
画像処理エンジンDIGIC4
AFポイント9点オートフォーカス+アシスト6点
記録メディアコンパクトフラッシュ
レンズマウントEFレンズ
ISO感度100から6400
拡張 ISO50、12800、25600
動画記録画素数Full HD (1920×1080)
フレームレート30fps 25fps 24fps
ファイル形式MOV
映像圧縮方式H.264
音声記録方式リニアPCM
液晶モニター3インチ 固定
92万ドット
サイズ152×113.5×75mm
重量本体のみ 810g バッテリー込 約900g

映像機材としての5DMarkⅡ

5DMarkⅡの発売日は2008年11月29日。
ハリウッドで高価なデジタルシネマカメラが使用されている中で、FHDが収録できる安価で高品質なレンズ付け替え式カメラとして使用され一躍注目を浴びた。

5DMarkⅡの発売以前は撮像素子の小さなビデオカメラが多く、ボケの無い被写界深度の深い映像で子供の成長記録などの記録撮影に向いていた。
それに比べ5DMarkⅡは35mmフルサイズとセンサーサイズが大きく、写真のようなボケ味を楽しむ事ができるカメラとして従来のビデオカメラと大きく差別化されている。
このカメラの登場により、アマチュアによる映画制作の敷居は間違いなく低くなった。

前作の初代EOS5Dから画像処理エンジンがDIGIC4になり、初めてFHDで映像を収録できるようになった。
発売から年月が経った現在でも、多くのカメラマンに愛用されているカメラでEOSムービーの代名詞。
また、アップデートにより30fpsだけでなく24fpsという、映画のフレームレートで撮影できるようになった。
まさに、映画を撮影するのにうってつけのカメラだ。
同じDIGIC4を搭載しているAPS-Cカメラと比べると、フルサイズ機のためとても明るく撮影でき、現在Canonのフルサイズ機の中で最も安価で映像を撮影できる機種の1つとなっている。

しかし、現在「5DMarkII」を映像制作目的で購入することは余りおすすめしない。

第一に、5DMarkⅡの発売から年月が経っていること。
現在後継機のEOS5DMarkⅢが発売されている中で値段以外に5DMarkⅡを買うメリットはあまりない。
しかも生産は現在中止されており、ほとんど中古しか出回っていない。
さらに値段のメリットも、同じメーカーで同じくフルサイズ機のEOS6Dを金額を少し上乗せして買った方がいいだろう。

第二に、記録媒体がコンパクトフラッシュ(CF)しか使うことができないこと。
同じ容量のSDカードと比べると、コンパクトフラッシュの方がどうしても値段が高い。
現在SDカードが記録媒体として主流の中で、コンパクトフラッシュをメインの記録媒体として使用するのは少し不便と言える。
コンパクトフラッシュを使用する場合、専用のカードリーダーが必要とされる。
それに比べてSDカードの場合はリーダーがPCに最初から搭載されていることが多い。
5DMarkⅢは2スロットありSDカードとCFを両方使える。

第三に、画像処理エンジンがDIGIC4であること。
フルサイズ機である事からAPSC機と比べるとノイズで少ないが、現在Canonのデジタル一眼レフカメラの画像処理エンジンと比べるとやはり古い。
ライブ撮影や室内での撮影ではISO感度を上げ過ぎないように注意が必要となる。
※目安はISO800~1250

第四に、FHD60fpsに対応していない。※2015年11月追記
Full HD (1920×1080)では60fps対応しておらず、HD (1280×720) のみ60fpsに対応している。
現在FHDでの60fpsは基本になっている。
できればあった方がいいというだけだが懸念として表記しておく。

第五に、4K収録に対応していないこと。※追記2015年11月
映像業界は今後間違いなく4Kにシフトしていく。
今後のことを考えると4Kで収録できるカメラを持っておくと安心だ。
これはあくまで今後の話でほとんどの場合現在もFHD収録がメイン。

EOS5DMarkⅢという後継機が存在することからデメリットが目立つが、映像業界、カメラ業界に多大な影響を与えたカメラである。
写真がメインの人か、どうしてもフルサイズで画角の広い映像を撮影したいという人にオススメ。
余裕があれば、6D5DMarkⅢを狙ってみるといいだろう。

・リンク
Youtube 5DMarkⅡ 検索結果

コメントを残す