EOS 70D
画素数 | 2020万画素 |
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撮像素子 | APS-C 22.5mm×15.0mm CMOSセンサー |
画像処理エンジン | DIGIC5+ |
AFポイント | 19点 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
レンズマウント | EFレンズ EF-Sレンズ |
ISO感度 | 100から12800 拡張ISO25600 |
動画記録画素数 | Full HD (1920×1080) |
フレームレート | 30fps 25fps 24fps (HD 1280×720 60fps) |
ファイル形式 | MOV |
映像圧縮方式 | MPEG-4 AVC/H.264 可変(平均)ビットレート方式 |
音声記録方式 | リニアPCM |
液晶モニター | 3インチ バリアングル液晶 104万ドット |
サイズ | 139×104.3×78.5mm |
重量 | 本体のみ 675g バッテリー込 約755g |
映像機材としての70D
EOS 60Dの発売日2010年9月18日から約3年、2013年8月29日60Dの後継機として登場した70D。
機能面で60Dから大きく進化している。
一番注目すべき点は、「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載していることが上げられる。
この「デュアルピクセルCMOS AF」は「撮像面位相差AF技術」を進化させた技術で、簡単にこの技術を説明するとAFの際に1つの画素を2つのフォトダイオードに分割し、それぞれ2つの信号の位相成分のズレを検出しAFを行っている。
AFは画面の80%の領域で位相差AFが可能。
さらに、動画撮影時には動画サーボAFの追従性も向上しており、動きの速い被写体に対して滑らかにピントを合わせ続けながら撮影することができる。
AF技術が大幅に進化し動画撮影でも使用できるまでに向上した。
画像処理エンジンも60DのDIGIC4からDIGIC5+と向上し、60DよりもISO感度を上げて撮影することが可能になった。
目安としてはISO800だが、場合によってはISO1600まで可能。
60Dから継続してバリアングル液晶モニターも健在で、液晶モニターを場所によって動かして撮影できる。
ローアングルの撮影でも有効で、これほど動画撮影に適した液晶モニターは無いだろう。
価格もAPS-C機であることからフルサイズ機と比べると手軽で、レンズもAPS-C専用は普通のEFレンズより価格が低く手軽。
勿論EFレンズも使用可能。
一眼レフカメラデビューには最適な機種であり、フルサイズ機を持っている人にはサブ機としても優秀と言える。
唯一問題点をあげるとしたら、APS-C機であるからフルサイズ機と比べるとどうしても暗い所での撮影に弱いことが上げられる。
これは他のAPS-C機でも共通の問題なので余り気にしなくてもよいが、どうしても明るく撮影したいという場合は照明を焚くか、フルサイズ機を使用すべきだが、フルサイズ機を選んだ場合「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載している機種は今のところ発売していない。
※2015年現在「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載しているカメラは他にも存在する7DMarkIIなど
購入するにあたって懸念されること
第一に、FHD60fpsに対応していない。※2015年11月追記
Full HD (1920×1080)では60fps対応しておらず、HD (1280×720) のみ60fpsに対応している。
現在FHDでの60fpsは基本になっている。
できればあった方がいいというだけだが懸念として表記しておく。
第二に、4K収録に対応していないこと。※追記2015年11月
映像業界は今後間違いなく4Kにシフトしていく。
今後のことを考えると4Kで収録できるカメラを持っておくと安心だ。
これはあくまで今後の話でほとんどの場合現在もFHD収録がメイン。
現在、GH4、Blackmagic Production Camera 4K、a7シリーズなどの4Kを収録できるカメラが多数存在する。
映像業界が4Kへとシフトしている中で、スペック面で新しい他のカメラに大きく劣る部分も間違いなくある。
映像メインでの購入はEOSムービーを愛しているなどの強い理由がない限り難しいかもしれない。
しかし、写真と映像の入門機としては非常に使いやすいカメラになっている。
初めて購入するカメラにいかがだろうか。
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