アマチュアムービーガイド

失敗から偉そうに語る映画制作

映画を制作したいと思っているあなた。これだけは言っておく、あなたが思っている以上に映画制作は大変だ。
映画制作では、乗り越えなくてはならない問題が山ほどある。例えば、脚本、スタッフの確保、役者の確保、撮影場所、予算、納期、BGM、まだまだあるが挙げていったらきりがない。あなたはこれ以上に多くの問題をクリアしなければならないのだ。
偉そうにこんなことをのたまう私も映画制作を失敗している。
私の役職は監督だった。当時、私は学生で卒業制作として映画を制作する予定だった。学生の監督なんて肩書きだけみたいな節はあるが、それでも私は監督だったのだ。
私達のチームの映画失敗の原因はいったいなんだったのか。
細かくあげればきりがないので、大きな原因を挙げていこうと思う。

1つ目は、優先順位の付け間違え

2つ目は、撮影場所の確保

3つ目は、人間関係の問題

4つ目は、役者のスケジュール管理

この4つを間違えれば、まぁー必ず失敗するだろう。それくらいに大きな問題だ。

1つ目は「優先順位の付け間違え」

まず撮影する上で必要になるのは、脚本だ。これがないとどうしようもない。
何を撮るのかを決めないと、正直話にならない。
脚本を大まかでいいからラストまで完成させ、他のスタッフに動いてもらう必要がある。これが遅れれば遅れるほど、撮影スケジュールを立て辛くなる。
また、スタッフ間の共有もしっかりとしよう。スケジュールを立てても全員が認識していないと行動できない。
その撮影ごとで優先順位の付け方は違うだろうが、脚本が1番でほぼ間違いないだろう。
脚本がいつまでにできるかなどの予定を立ててから、行動の順番を決めることを進める。

2つ目は「撮影場所の確保」

これで言えることは、撮影場所はしっかり押さえよう。
ゲリラで行ける場所も実際にあるが、残念なことに施設などは間違いなく許可はいるし、許可が取れそうな場所は、みんな使っている。
早め早めの行動が求められる。この時、撮影許可を取る場合に企画書を送る必要があるだろう。新米監督よ、脚本を急げ。

3つ目、「人間関係の問題」

これはめんどくさい、本当に人とはめんどくさいものだ。見ている先が同じだと思っていても、実際には違うことが多い。いや、ほとんどだろう。言わなければわからないこともあり、言ってはいけないこともある。こちらが言っても、言わない人もいる。まさに十人十色。その人その人を見ないといけない。
ここで失敗した私からアドバイス。ゴールを明確にしよう。
監督ができるということは、人望があってのことだろう。金で雇ったスタッフなら別だが、そこに集まったスタッフは友人なりなんなりの仲のいい仲間だ。
何よりもないがしろにしてはいけない。映画を作りたいがゴールなのか、この脚本をやりたいのか、みんなで最高の思い出を作りたいのか、スタッフとして誘う際にこれは明確にした方がいい。納得させる必要があり、ここで納得しておかないとのちのち不満が間違いなく出る。監督よ、仲がいいからとスタッフを過信してはいけない。スタッフをいつも気にかけては進まないが、軽くチラ見するぐらいのレベルで気にかけよう。
そして、スタッフの皆々様、学生や経験の浅い監督は本当に情けなく至らない。助けてやってほしい。

4つ目、「役者のスケジュール管理」

色々な問題は起こったが、役者まで全て決まって、なんとか(まじでなんとか)撮影まで辿りつけそうだ!そうなった所で悲劇は起きた。急な連絡で役者のスケジュールが合わなくなった。
役者のスケジュールは1月前には必ず押さえておこう。これは必ずだ!
学生の撮影だ、ぎりぎりになることも多いだろう。役者もプロじゃない。やりたいことはあるだろう。だから予備日までしっかりと確保しておこう。
また、役者の予備の人も確保できたら確保したほうがいい。友人で暇そうな奴をストックしておくのも大切だ。エキストラが居ない映像ほど現実味に欠け、面白くない。

内側から外側まで幅広く問題が起こった私達の映画制作。多くの人に迷惑をかけた末に失敗に終わってしまった。ここでいう失敗は企画の破棄。チームは解散となり、各自で制作をすることになった。ここまでに、3月から9月までの約半年の時間を無駄にしてしまった。
経験としては非常にいい勉強になったが、情けない事この上ない。

そして、私の卒業制作はこのWEBサイトとなった。ははは、ただでは転ばないぞ。
機材を好きなこともあるが、何よりこの映画制作を失敗だけでは終わりたくなかったのだ。
ここで紹介されている機材は、私達が映画の撮影で使いたかった物も含まれている。
演出を考えて、こうしたい、ああしたかったという夢の残骸であり、安くすばらしい物も多い。いろいろ見てこれに決めた機材なので、値段もまあまあ手頃で機能は十分だろう。
是非、検討して欲しい。

私達の失敗から言えることは1つ、余裕をもって行動しようということだ。
脚本を早めに終わらせ、次の行動をスタッフ全員で共有し、撮影場所、役者のスケジュールを決め、撮影一月前ぐらいから機材や備品を購入しよう。映画は準備が大半を占める。撮影もスケジュール次第では大変だが、ここまでたどり着けば突っ走るだけだ。
何から始めるか、順番を間違えないように。

後、最後に頼れる人には遠慮せずに頼ろう。誰だっていいし、どんな些細なことでもいい。学校の先生、親、友人。とにかく、今の自分の状況を引いてみることができる人物に困ったら相談しよう。映像のことは専門家に限られるが、脚本や演出以外の映画制作で困る事は制作に関係ない人に聞くべきだ。

映画制作は非常に大変だが、それを乗り越えれば最高の経験として思い出と共に形に残るだろう。もし、あなたが学生であれば、一緒に乗り越えたメンバーは生涯の友になるだろう。
映画制作に失敗した私が言うんだ間違いない。

コメントを残す