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改めて振り返る、映像制作でデジタル一眼レフカメラが選ばれる理由

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学生からプロフェッショナルまで、様々な映像制作の現場で使用されるデジタル一眼レフカメラ。
写真機能のおまけでしかない動画撮影機能がなぜここまで支持され愛されているのか。
ここでは、そんなデジタル一眼レフカメラが映像制作で選ばれる理由について改めて振り返ってみようと思う。

デジタル一眼レフカメラのメリット

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アマチュアや学生クリエイターが映像を撮影する際にデジタル一眼レフカメラ、いわゆる一眼レフを使用している場面が多く見受けられる。
では、これだけ支持されている一眼レフだが、メリットはいったいなんなのだろうか。

一眼レフは、CANON EOS 5DMarkIIの登場から安価でシネライク(映画っぽく)撮影できるとして、一躍映像クリエイターの注目を浴びた。
これによって、アマチュアクリエイターの映画制作の敷居を下げたと言って間違いないだろう。
一眼レフが選ばれた最大の理由は、レンズを付け替えることができるということだ。
場面によって表現の異なるレンズを使用することで、より被写界深度が浅い(ボケる)映像を撮影することができたのだ。
しかし、様々な場面でハリウッド映画のような美しいボケを再現するには、その場面に適したレンズが複数必要となる。
勿論、足で距離を稼いで同じレンズを使用しても良いがそれにも限界が存在する。

被写界深度を浅くするには

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ハリウッド映画のような被写界深度の浅い(ボケる)映像をどのように撮影するのかを簡単に説明しよう。
方法は大きく2つ存在する

・1つ目は、明るい(開放F値の小さい)レンズを使用すること
・2つ目は、望遠レンズを使い距離を稼ぎ圧縮効果を得ること

明るい(開放F値の小さい)レンズ

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F値とは、絞りの開き具合(光の取り込む穴の大きさ)を数値化したもので、絞り値とも呼ばれる。
この値が小さいほど、明るく、背景がよくボケ、値が大きいほど暗く、フォーカスが合いやすい。
簡単に説明すると、映画のようなボケを表現するにはF値の小さなレンズが必要だということだ。

レンズには大きく分けてズームレンズ、単焦点レンズの2種類が存在する。
明るさとボケを出したい場合には単焦点レンズがおすすめだ。

望遠レンズを使い距離を稼ぎ圧縮効果を得る

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圧縮効果とは、被写体と背景との距離感が少なくなるという効果で、撮影者と被写体との距離が遠くなるほど効果は強くなる。
なので、ボケを出す場合には望遠レンズを使用し距離を稼ぐ必要がある。

上記2つが、ボケを出す為の大まかな方法だ。

デジタル一眼レフカメラを選ぶ意味

デジタル一眼レフカメラを購入する際に、カメラ本体とセットになっているレンズキットを購入する人が多いと思う。
しかし、レンズキットのレンズだけではデジタル一眼レフカメラを買った意味は無い。
ここで勘違いしないで欲しいのが、レンズキットのレンズは間違いなく良いレンズだということ。
しかし、レンズキットのレンズはあくまで無難で、標準ズームレンズが多く様々な場面で使いやすいがボケのあるシネライクな画作りは難しい。
映画制作などで使用する場合には、やはり状況に応じ適した対応ができるレンズを追加で複数買う必要があるだろう。
ではなぜ、このような当たり前なことを言っているのかいうと、レンズキットのレンズだけで満足している人が多いのだ。
確かにカメラ本体の性能から高画質できれいな映像を撮る事ができる。
しかし、最大のメリットであるレンズの付替えを活かさないのであれば、レンズ一体型のカメラで十分だ。
敬遠されがちというか、デジタル一眼レフカメラしか選択肢に無い人が多いかもしれないが、レンズを揃える事が難しい場合には一体型の方がいい場面も多い。
レンズ一体型のカメラはF値が小さく、焦点距離が広角から望遠と広い範囲で使えるものが多いのだ。

最後に

デジタル一眼レフカメラが映像クリエイターに選ばれる理由は、最初に言った通り『安価で、レンズを付替えることができるカメラ』ということ。
このメリットを活かしてデジタル一眼レフカメラを選択してほしい。
もし、このメリットを活かすことができないのであれば、デジタル一眼レフカメラを選ぶ意味は無い。

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