夏休み目前!2015年夏の映画撮影に向けておすすめしたいカメラpart.2
前回投稿した、おすすめしたいカメラの第二弾。
今回は前回よりもやや高額なカメラを紹介しよう。
レンズもやや高額になるので、それを含めて判断してほしい。
CANON EOS 5DMarkIII
最も多くのプロフェッショナルにも愛用されDSLRムービーのある意味基準とも言えるCANON EOS 5DMarkIII。
EOSムービー、DSLRムービーの時代を築き上げたEOS 5DMarkIIの後継機でそのスペックは写真・映像共に非常に高い。
どの場面でも安心して使用できるCANONのフルサイズカメラと言えるだろう。
CANON EFマウントレンズに対応で、記録媒体はSDカード及びCFで2枚差しが可能。
注意点としては、DSLRムービーの進化は著しく、5DMarkIIIの発売が2012年と動画目的でこのカメラを選択するには少々古く、時代に取り残された感はやや否めない。
しかし、写真及び映像として使用する場合にはこのカメラは間違いなく選択肢の上位に入るだろう。
CANON EOS5DMarkIII公式HP
※5DMarkIIIはFHD30fps。
Blackmagic Production Camera 4K
手に持てるサイズのプロ仕様デジタルフィルムカメラがコンセプトのBlackmagic Production Camera 4K。
このカメラの売りは非常に低価格で4K及びFHDのRAW収録 / Log収録(Apple ProRes)が可能であること。
カラーグレーディング不可欠で高度な編集技術を要求されるが、12ストップの広いダイナミックレンジによりハリウッド映画に近いルックを表現できるだろう。
EF/PLレンズマウントに対応で、記録媒体はSSDのみとなっている。
このカメラの注意点としては、4K及びFHDのRAW / ProResファイルは非常に重たいデータなので収録に対応したSSDをそれなりの容量かつ枚数を用意する必要があるということ。
また、バッテリーは内臓バッテリーのみ、何かしらの方法で外付けバッテリーを用意する必要があるだろう。
動画も撮れる一眼レフカメラではなく、動画専門のデジタルシネマカメラBlackmagic Production Camera 4K使いこなすことができるならば最高の武器となるだろう。
Blackmagic Production Camera公式HP
※Blackmagic Production Camera 4Kは30fps
※4Kはいらないという方には2,5Kで収録できるBlackmagic Production Cameraも存在する。
SONY α7R II ILCE-7RM2
全てを詰め込んだカメラSONY α7R II ILCE-7RM2。
α7R IIは、約4240万画素フルサイズ裏面照射型CMOSセンサー・4K内蔵収録・FHD60fps・Log収録・5軸手ブレ補正などすべてのα7シリーズの機能を集約し進化させたカメラと言うこと。
注目したいのは前回紹介したa7sでは4K収録の際に外部収録機器が必要であったが、このカメラは内臓での4K収録に対応していること。
さらに、α7IIから搭載された5軸手ブレ補正機能が搭載しており、これによりハンドヘルドでの撮影でも十分な映像を収録できるようになった。
現状でのスペックで不満な点を見つける方が難しいカメラとなっている。
ソニーEマウントレンズに対応で、記録媒体はSDカード/メモリースティックPRO Duoとなっている。
注意点としては、対応するレンズが非常に少ないことが上げられる。
現状ではどのような形であれレンズ変換マウントが必須と言えるだろう。
また、約4240万画素という高画素数センサーによるノイズが懸念されるが、それは新開発の裏面照射型センサーにより緩和しているらしいので発売からの評価を待ちたい所である。
SONY α7R II ILCE-7RM2公式HP
※発売は2015年8月を予定している。
※4K内蔵収録は30fps。
まとめ
今回紹介したカメラはどれも映像撮影に向いている、または映像撮影用のカメラだ。
プロフェッショナルからも使用され高い評価を得ているものも多いだろう。
必ず購入前にVimeoやYoutubeなどの動画共有サイトでその機材名から作品を検索しよう。
きっとあなたの望んだ作風の映像を見つけることができるだろう。
それを参考に実際の店舗にて一度カメラに触れてから購入して欲しい。
※今回紹介したカメラは本体価格が約20万円以上であること・レンズ付替え式であること・動画撮影に適していると独自に判断したものを選び紹介しています。
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