夏休み目前!2015年夏の映画撮影に向けておすすめしたいカメラpart.1
8月から始まる夏休みにかけて、友人と共に映画を制作する。
そんな予定を立てている人もいるだろう。
そこで夏休み前に是非買っておきたい、お勧めしたいカメラを紹介しよう。
LUMIX DMC-GH4
多くのプロフェッショナルにも愛用されるLUMIX DMC-GH4。
このカメラの魅力は動画撮影に特化したミラーレスデジタル一眼レフカメラであることだ。
内蔵SDカードによる4K収録及び、FHD(フルHD)200Mbpsという高ビットレート収録から、最大96fpsというスロー撮影まで対応している。
また、一眼レフカメラは30分の壁という連続動画記録時間の制限が存在するが、GH4の場合その制限が無くバッテリーとSDカードの容量の限界まで動画収録することができる。
バッテリー持ちも非常に良く、小さな見た目からは想像できないほどの機能がこれでもかと積まれているカメラだ。
マイクロフォーサーズセンサー、マイクロフォーサーズ(MFT)レンズマウントに対応で、記録媒体はSDカードのみとなっている。
近々アップデートでLog収録に対応するという噂があるなど、今後もさらなる進化が期待できるカメラだ。
このカメラの唯一注意点は、200Mbpsという速度に対応したSDを選択する必要があるということだ。それについては是非『記事』を見て欲しい。
LUMIX DMC-GH4公式HP
Blackmagic Pocket Cinema Camera
ポケットに入る手軽なシネマカメラがコンセプトのBlackmagic Pocket Cinema Camera。
見た目は完全にコンデジのこのカメラのすごいところはFHDのRAW収録 / Log収録(Apple ProRes)が可能であるということ。
カラーグレーディング不可欠で高度な編集技術を要求されるが、13ストップの広いダイナミックレンジによりハリウッド映画に近いルックを表現できるだろう。
マイクロフォーサーズ(MFT)レンズマウントに対応で、記録媒体はSDカードのみとなっている。
このカメラの注意点としては、RAW / ProResファイルは非常に重たいデータなので収録に対応したSDカードをそれなりの枚数を用意する必要があるということ。
また、バッテリー持ちは余り良くない為、SDカードと同じく何個か用意する必要があるということだ。
動画も撮れる一眼レフカメラではなく、動画専門のデジタルシネマカメラBlackmagic Pocket Cinema Camera。
Blackmagic Pocket Cinema Camera公式HP
※Blackmagic Pocket Cinema CameraはFHD30fps。
SONY α7S ILCE-7S
圧倒的な高感度で新しい撮影体験を。全感度で広いダイナミックレンジにより美しい描写を実現した、35mmフルサイズセンサー搭載のミラーレスデジタル一眼カメラα7S。
α7シリーズで最も動画に特化したカメラで、Log収録及び、外部出力による4K収録に対応している。(4K収録の場合ATOMS SHOGUNなどの外部収録機器が必要)
35mmフルサイズセンサーと高感度且つ広いダイナミックレンジが売りでノイズ耐性はピカイチ。ライブなどのローライト撮影では力強いカメラと言える。
※撮影環境によるが、ISO6400までは常用として使用することができる。
ソニーEマウントレンズに対応で、記録媒体はSDカード/メモリースティックPRO Duoとなっている。
注意点としては、対応するレンズが非常に少ないことが上げられる。
現状ではどのような形であれレンズ変換マウントが必須と言えるだろう。
α7S ILCE-7S公式HP
※α7RIIの発売の所為か最近値段が著しく下がっている、もしかしたら今が買い時かもしれない。
CANON EOS 7D Mark II
EOS一眼レフカメラシリーズ唯一FHDで60fpsが撮影できるEOS 7DMarkII。
一眼レフムービーを流行らせたEOSシリーズの中でもEOS 7DMarkIIはAF性能が非常に高く、そのまま動画撮影で使用できるレベルとなっている。
流石に細かな操作がいる撮影ではAFに頼り切ってはいけないが、一眼レフカメラ随一のAF性能は役立つ場面は多いだろう。
このEOS 7DMarkIIから60fpsに対応しており、業務用機を除くEOSムービーの中では唯一となっている。CANONユーザーには選ぶ理由となるだろう。
写真、動画の両方に強いカメラとしてお勧めのカメラだ。
CANON EF/EF-Sマウントレンズに対応で、記録媒体はSDカードのみとなっている。
注意点としては、APS-Cセンサーであることから6Dや5DMarkIIIなどのフルサイズ機と比べるとノイズには強くない為、ローライト撮影では気を付け必要がある。
EOS7DMarkII公式HP
まとめ
今回紹介したカメラはどれも映像撮影に向いている、または映像撮影用のカメラだ。
どのカメラも多くの人に愛用され、それぞれの個性が存在する。
購入前にVimeoやYoutubeなどの動画共有サイトでその機材名から作品を検索することをお勧めする。
あなたの望んだ作風の映像もきっと見つかるだろう。
それを参考に実際の店舗にて一度カメラに触れてから購入して欲しい。
※今回紹介したカメラは本体価格が約20万円以下であること・60p(60fps プログレッシブ対応) 対応であること(Blackmagic Pocket Cinema Cameraは除く) ・レンズ付替え式であること・動画撮影に適していると独自に判断したものを選び紹介しています。
※また、ここに紹介されていないカメラでも非常に魅力的なカメラは数多く存在します。筆者はEOS 5DMarkIIIを愛用しております。
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