LUMIX DMC-GH4 V-Log L対応ファームウェア「Ver.2.3」に9月17日公開
2015年9月2日にPanasonic はV-Log/V-Log Lに対応した GH4新ファームウェア「Ver.2.3」を正式に発表した。
このV-Log/V-Log Lに対応したファームウェア「Ver.2.3」は9月17日の発売を予定している。
進化し続けるカメラGH4
多くの映像クリエイターに愛用されるLUMIX DMC-GH4。
その進化の歴史を振り返ってみよう。
・Ver.2.0-4K PHOTO対応-
4K PHOTOは4Kで収録された動画から1FPSを静止画写真として切り出すことができる撮影スタイルだ。
4K30pの場合「約8.3MBで30コマ/毎秒」の高速連写撮影が可能となる。
この超高速連写により普段は逃してしまう瞬間を逃さず捕えることができる。
・Ver.2.1-HDMI出力の強化-
HDMI出力にタイムコード、Rec S/Sコマンドを追加
主にATOMOS社製品の周辺機器との連携を強化
・Ver.2.2-アナモルフィックレンズに対応-
4:3 用アナモフィックレンズ使用による 3328×2496(4:3)動画撮影に適した[アナモフィック(4:3)] モードを追加
・Ver.2.3-V-Log/V-Log Lに対応-
V-Log/V-Log Lでの収録が可能に、LUT(ルックアップテーブル)は他Panasonic製品と同じV-Logのものを使用できる。
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V-Log / V-Log Lとは
V-Logは、フィルム素材をデジタル化する際に規格化された”10-bit Cineon”と同じ思想で開発されたLog特性であり、V-Log Lは、マイクロフォーサーズセンサー用として最適化されたLog特性。V-Log と同じLUT(ルックアップテーブル)を利用したカラーグレーディング作業が可能で、12ストップの豊かな階調で映像表現を行うことができる。
アップグレードの流れ
①販売店またはWebサイトでソフトウェアキー「DMW-SFU1」を購入
※日本ではオープン価格として発表されていないが、海外公式では$99なので大体1万円前後と予想される。
②GH4ファームウェアをVer2.3に更新
※ファームウェアVer.2.3をサポートサイトからダウンロードします。(無償)
③「シリアルナンバーファイル」(ファイル名:SERIAL.LST)をSDカードに書き出す
④所定のURLに「アップグレードソフトウェアキー」と「シリアルナンバーファイル」をアップロードし、サーバーが発行するアクティベーションコード(ファイル名:ACTIVE.LST)をSDカードに保存する
⑤SDカードのアクティべーションコードをカメラに読み込む
まとめ
発売から1年以上経った今でも進化し続けているGH4。
今回のVer.2.3 V-Log/V-Log L対応で間違いなくDSLRの完成形に近づいただろう。
GH4は、4K内蔵収録・FHD200Mbps・FHD96fpsのハイスピード撮影・ピーキング機能・マウント変換により全てのレンズに対応できるマイクロフォーサーズ規格・軽量なボディ・長時間撮影の対応・バッテリー持ちの長さ・そして今回のV-Log/V-Log Lへの対応、多くの映像クリエイターが自分のカメラに望む機能を全て搭載している。
是非お持ちのかたはアップデートして欲しいとともに、お持ちでないかたはこれを機会に導入してはいかがだろうか。私も導入を検討している。
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